自己破産

自己破産とは法律で守られている権利です。借金が払えなくなって破産して逃げるのかと思う人が居るかもしれません。

 

しかし、何故そのような借金をした人に都合の良い法律があるのでしょうか。

 

これでは貸した側が一方的に損をして借りた側は得じゃないかと思うかもしれません。破産とは人生のやり直しをしてもらう法律です。

 

借金を帳消しにしてやり直してもらう方が、実は社会にとって役に立つからです。

 

例えば何らかの理由で1000万円の借金を背負ったとします。この人の年収は300万ならボーナス無しで毎月の収入は25万程度でしょう。その中から15万円を返済に回します。利息がかからないとしても67ヶ月かかります。

 

この人に家族が居た場合生活する必要があります。月収の残り10万円では家族で暮らせませんので更に返済には時間が必要になります。

 

しかし、この返済期間の間この人の家族や本人は最低限の生活をするしかありません。少なくとも地域に落とすお金が減った状態になってしまいます。

 

それが長期間になればその総額は返済額と同じ金額分減っているのです。たった一件の家庭が借金の返済を続けていけばその返済額分のお金が地域の小売店に入らなくなるのです。

 

事業をしていた場合はもっと明確です。破産してやり直してくれれば、今度は成功して納税してくれる存在になるかもしれません。借金を支払い続けて最低の生活をし、納税もしないよりは、社会にとって遥かに役に立つ存在になれるかもしれないのです。

 

借金を抱えた人がその負債を一生抱え続けるより、やり直してまともになってくれることの方が世の中のためになるのです。

 

そして金融機関は損をしますが、彼らは当初からある程度の貸倒れを計算に入れて運営しています。無いほうが良いですがあっても困らないように考えて運営しているのです。